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クリスチャン・トゥデイ〜佐伯玲子・連載コラム\(^_^)/ (79~80)

びんちゃん、こと、佐伯玲子さん(元ホリプロお笑いタレント)のコラムが、いよいよ佳境に入ってきました。

 苦難の時を経て「救い」に至る、そのど真ん中・・・私も登場しています(^_^;))) 

 「伝道」=福音が届かないように覆いがかけられている、その覆いを剥ぎ取る!!

・・これは「霊的戦い」そのものです。

そして、主と共に戦います。

「救いに至る道」~「教会に繋がる」・・迄、何回かに分けて、こちらでも紹介していきます。

 

 

闇から光へ~的外れからの解放~(79)信仰告白 佐伯玲子

2019年2月25日09時06分 コラムニスト : 佐伯玲子印刷
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関連タグ:佐伯玲子

芸人時代の先輩であり、現・所属教会の主任牧師であるマルセ先生の紹介で臨んだ司会の仕事。久々な上、満身創痍だったにもかかわらず、無事務め上げられたのは、知らずして主のご計画に従った結果だったのでしょう。

ライブ終了後、先生の手を通し、主から“心と体の癒やし”を頂いた私は、「まことの光」へと歩き始めたのです。そのおかげで「教会に行ってみない?」と誘われたとき、「教会には、宇宙から“マイナスの気”が届いているから危険」という、X教の教えから来る“恐れ”よりも「何か違う扉が開かれる」という“期待”の方が勝り、行くことを決めたのです。

しかし、闇に扉を開いたままだった私の心に、悪魔は素早く“恐れ”を叩き込み、脅しをかけてきました。が、その“恐れ”は、“期待”を完全に取り除けず・・・。結果、「怖いけど行く」と決め、そこで「霊的武装で臨もう!」と、Xアイテムを駆使しました。

まず、教会の“気”から身を守るため、Xで教えられた通り、“気の入り口”である「盆の窪(首の後ろ中央窪んだ部分)」に「観音ペンダント 」を貼り付け、「尾てい骨の上部」には、3枚のカード(観音像・Y教祖と竜形の炎などが写った2L版の写真)を貼り、気が抜かれたり、マイナスの気を入れられないように蓋をし、腰にはサラシで作られた「観音カード専用ベルト」にカードを入れて巻き付け、まるで“テロリスト”の様相で出向きました。何とも無駄な抵抗をしたものだと笑ってしまいます。

当時、調布に住んでいた私のため、「家の近くがいいだろう」と、知り合いのS先生の教会に連れていってくださいました。現在は大きくなって吉祥寺に移転されましたが、当時は小さなビルの上階にありました。その前を頻繁に通っていたのに、その時まで教会の存在にまったく気が付きませんでした。見せないように、目に覆いをかけられていたのかもしれません。

階段を一段一段上るごとに、体に力が入り、戦闘モードになっていきました。「絶対に気を取られないぞ!(X)神様、これから教会に入ります。私をあなたの波動の渦で守ってください!!」と、心で祈りながらたどり着き、扉が開かれた瞬間、渾身の気合を込め入りました。

ところが・・・会堂内の、なんと温かいこと!「固くなり締め付けられ、肩が凝り、頭痛が起きる」どころか、「ゆるむ・ほぐれる解放感」に満たされていったのです。今まで、寺や神社にやむなく出向いた際、同じ装備で臨んでも必ず体調不良になったのに(そこで気付けよ!ですが(笑))・・・。今振り返れば当然のことですが、当時は不思議に思いました。

その教会では、「預言カフェ」を行っていて、マルセ先生の勧めで「預言」を受けてみることにしました。クリスチャンのみならず、ノンクリスチャンの方も多く訪れているようでした。“予言”ではなく、“預言”というものがあることを、私はそこで初めて知りました。神様が、一人一人に語られることを預かり伝える・・・神様の愛と恵みに満ち溢れ、人を励まし、慰め、立て上げるもの、ということでした。

その日、主任牧師のS先生はご不在でしたが、副牧師のI先生が預言を下さいました。預言の前に、I先生とマルセ先生が「異言」で祈り始めたとき、「異言」も初体験だった私は、一瞬「カルト?!」と身構えました。が、その後、I先生が「愛するわが娘、よく来ましたね。あなたを待っていましたよ」と語られた瞬間、涙が溢れ出しました。天の父の、大きくて優しい腕に抱き寄せられたのです。

あの時の感動は、言葉に言い表せません。孤独に戦ってきた、つらかった、寂しかった、悩んだ苦難の日々・・・そのすべてを分かってくださっていたのだ、と知りました。心も体もボロボロに傷つき、家庭は崩壊、仕事もお金も失い、「自分は生きる価値もない最低の人間だ」と自分を責め続けてきた私を、天のお父さんは一切責めず、ただただ「愛している」と何度も何度も言ってくださったのです。

「こんな優しい愛の神様が、マイナスの寒い悪い気を人間に送るはずがない」・・・そういう思いが膨らんでいきました。そして「イエス様を信じようか?!」とマルセ先生に言われたとき、自分の前に、純白に輝く「道」が見えました。そして、先生の後について「信仰告白」をしたのです。私のすべての罪が赦(ゆる)された瞬間でした。

帰り道、「思ってもいない告白をしてしまった気がする」と伝えました。すると「これは、“信仰告白”というんだけど、神様が働かないと言えないんだよ。また、聖書には『人は心に信じて義と認められ、口で告白して救われる』(ローマ10:10)と書いてあるよ」と・・・。その時はいまだ実感がありませんでした。しかし、その表れは、徐々に私を変えていったのです。

 

闇から光へ~的外れからの解放~(80)

いきなり!バイブルスタディー 佐伯玲子

2019年3月11日13時38分 コラムニスト : 佐伯玲子 印刷
 

しかし、22年間に及ぶ洗脳はさすがに強く根深く、「イエス様を信じて出て行くか」VS「X神を信じて留まるか」・・・の激しい戦いが私の心の中で始まりました。そして、「Xに行けなくなったら、死ぬかもしれない」という“恐れ”が、再び私をXへ引き戻しました。

信仰告白したことを“負い目”に感じていた私は、「すべてを見透かされているのでは?私を見る目がきつい。今語ったことは、私に対してではないか?私を責めているのかもしれない」と、X教祖Y氏の表情や発言、その一つ一つにおびえました。そして、再び波動を受けてしまいました。しかし、波動を受けながらも、ずっと「イエス様の血潮」に思いを巡らす自分もいました。

そんな時、マルセ先生から小包が届きました。開くと、中から「新約聖書」が!!「聖書は危険!」と刷り込まれていた私は、思わず恐怖で落としてしまうほど驚きました。

あまり触れないように、そっと拾い上げると、一番奥の部屋の押し入れの、奥の奥へとしまい込みました。聖書を恐れていたのは私ではなく、私を縛っていた「悪魔・悪霊たち」だったのでしょう。

そうこうしていると、突然、家の電話が鳴り、それは「届いた?」とマルセ先生からの確認コールでした!「あ、はい・・・」と狼狽(ろうばい)しつつ答えると、「じゃあ、〇〇〇の〇章〇節、開けてみて」と、「いきなり!ステーキ」ならぬ「いきなり!バイブルスタディー」がスタート!イエス様が、マルセ先生を通して「キリストの道」を教え始めたのです。

そのパワフルな伝道に圧倒され、慌てて仕舞い込んだ聖書を取り出し、恐怖と戦いながらページをめくり、「読んでみて」との指示に一瞬ためらうも、相手は芸人時代の先輩、しかも、何とか私を助けようとの熱い思いが伝わってきたので、こっちも必死で開いたページを指先だけで押さえつつ、“命がけ”(^^;)で読み上げると、その聖句についての解説を受ける・・・という光景が繰り返されました。

マルセ先生ご自身、「カルト」や「ニューエイジ」などの洗脳によって霊的攻撃を受け、命の危険にも晒され、数々の苦難を経験された方でしたから、私の状態をとてもよく分かってくださり、いかに私の信仰が間違ったものか・・・を、聖書を通して根気よく、何度も何度も丁寧に説いてくださいました。

すると、私の根底にあった「偽りの土台」が、徐々に揺らぎ始めました。とはいうものの、Xをきっぱりやめることはできず、迷いながらも行ってしまう・・・という、まさに、“二心状態”が続きました。

が、そんな状況下、Xで特に親しかった数名の人に、まだよく理解もしていないのに「イエス様の血潮の偉大さ」を語ったことがありました。彼女たちは、不思議と否定も非難もせず聞いていました。世間話の一つとして聞いていただけだったかもしれません。が、彼女たちに「イエス様の救いの種が、確かに植え込まれた!」と信じます。

しばらくたった日曜日。マルセ先生と一緒に行った教会で、海外から来日された素晴らしいミニスターによる“特別礼拝”がある・・・と招待を受け、先生にご相談したところ、「行ってみるといいよ」と勧めていただいたので、初めて「礼拝」に参加することにしました。「これを機会に、自分の進むべき“道”を選択できるかもしれない!」と思ったからです。

そこで私は、今まで抱いていたイメージとまったく違う「教会」を体験することとなるのです!!

 

佐伯玲子

佐伯玲子(さえき・れいこ)

愛知県豊田市出身。名古屋造形芸術短期大学造形芸術科プロダクトデザインコース卒業後、役者を目指し上京。幼少より得意だった物まねを生かし、ホリプロお笑い部門第1期生として、バラエティーやドラマ、舞台などで活動。結婚後は、プレイヤーの他、脚本、演出、プロデュースといった制作活動を行う。26歳の時に出会ったカルトの洗脳により、離婚、度重なる病やけがで、生命危機一髪の2012年秋、イエス・キリストに出会い、22年間に及ぶカルト洗脳から救われる。2015年春より、神様から賛美を使って歌って踊るエクササイズ「賛美クス」を与えられ、フィットネスを通した伝道を行っている。教会はもちろん、ノンクリスチャンの人たちに、賛美の「力」と「神様に感謝をささげることの喜び」を、ステージパフォーマンスやレッスンを通して発信している。「主イエスの恵み教会」所属。

■ B.B Wonderland公式サイト